植物Plant
01
カタクリ
地中の麟茎は片栗粉の原料です。花弁を反らし、下向きに花を開きますので、手鏡を持参して眺めるのもよい鑑賞法です。
02
オキナグサ
花が終わった後、白く長い毛の生えた痩果(そうか)を付けた姿が、老人の白髪にも見えるところから「翁草」と名付けられました。
03
タチバナ
タチバナを詠んだ歌は、万葉集に68首もあります。ミカン科ですが、当時のミカンは酸味が強過ぎて食用には適していませんでした。
04
ムラサキ
根からは、高貴な色である紫色の染料を採りました。現在、絶滅の危機にありますが、「万葉の森公園」では生育に努めています。
05
ヒメユリ
小さくて可憐なユリの花。茎の先に濃いオレンジ色の花を上向きに開きます。
06
ヒオウギ
葉が檜扇のように何枚も重なっているところから名付けられました。種子が真っ黒なところから、「黒」「夜」などの枕詞として使われています。
07
オミナエシ
地「秋の七草」に数えられています。鮮やかな黄色い花は、よく目立ちます。
08
ハギ
万葉集で1番多く詠まれている花が秋の七草でもある「ヤマハギ」で、その数は141首もあります。
09
フジバカマ
「秋の七草」の1つとして親しまれていますが、フジバカマを詠んだ万葉集の歌は1首だけです。
10
カエデ
葉っぱの形が蛙の手の形に似ていることから「かえで」と呼ばれるようになったと考えられています。
11
ウメ
現代では、お花見と言えば桜のことですが、万葉集の時代では、中国から渡って来た梅の方が人気があったようです。
12
ツバキ
万葉時代の自生種をヤブツバキと呼びますが、現在では多くの園芸品種が栽培されています。